【江差線 湯ノ岱駅停車中のキハ40 1739 4月7日11:00】 |
1、江差線とは? 江差線と言われてどのくらいの方がぴんとくるのであろうか? 少なくとも自分自信は、江差線が廃止と言われなければなんとなく路線があるのを知っている程度で、 名前も知らないそんな路線なので、以前から知っているとい方は少ないのではないのでしょうか? さてさて、江差とは(えさし)と読み、北海道の渡島半島を走っている路線です。 江差線は五稜郭〜江差間の営業キロ79.9キロの路線で、 五稜郭〜木古内間は電化されおり、木古内〜江差間は非電化となっています。 しかし、江差線内を走る普通列車(各駅停車)はすべて気動車(ディーゼルエンジン)で、 軽油を燃料としエンジン音を響かせながらの運転となります。 貨物列車や寝台特急「北斗星」「カシオペア」、特急列車「スーパー白鳥」などは電気で走っています。 五稜郭側の始発駅は五稜郭ではなく、函館から列車が発車しています。 江差線の普通列車運行形態としては、 ・函館〜(五稜郭)〜上磯 ・函館〜(五稜郭)〜木古内 ・函館〜(五稜郭)〜江差 ・木古内〜江差 となっており、 函館〜上磯間は函館の都市圏内で比較的本数も多く、 マイホームなども目立ちます。 上磯を過ぎ、次の茂辺地駅から木古内間は北海道らしい雰囲気を出してきます。 木古内〜江差間はいよいよ普通列車1日6往復しか列車がない区間となりすごい所を走ります。 さぁさぁ、そんなすごい区間の江差線の木古内〜江差間ですが、 なんと! 2014年5月11日の運転運転を最後に木古内江差間が廃止 となってしまうのです。 また、鉄路が消えていく・・・。 ・渡島鶴岡 ・吉堀 ・神明 ・湯ノ岱(ゆのたい) ・宮越 ・桂岡 ・中須田 ・上の国 ・江差 の9駅が廃止です。 それに 北海道新幹線開業とともに在来線の五稜郭から木古内が第3セクター化 (JR北海道の路線ではなくなり私鉄となる。) そんな、静かであったはずの路線を襲う激動真っ只中の江差線に、 昨年に引き続き乗車してきましたので、ここに綴りたいと思います。 ↑↑目次へもどる 2、 4月6日出発 4月7、8日と連休となったので、6日の仕事終わりから懐かしの地へ向かうことに。 自宅から電車に揺られ東京へ。 東京 20:16 発 はやぶさ・こまち 35号に乗車。 車内では煮詰めていなかった江差線内での行動を考えたり、ビール飲んだり、寝たり。 仙台で在来線との接続で少し遅れるも、E5系に揺られる事3時間20分。 23:36 新青森 到着 新青森駅から在来線で青森駅へ。 この下り最終新幹線はやぶさ35号との接続をしてくれている、 新青森始発の青森行きへ乗車。 新青森 23:48 発 普通列車 青森 行き 23:48 青森 着 青森駅では青い森鉄道のモーリーが迎えてくれた。 モーリー!愛してるぞ! そうそう、青い森鉄道も前身は東北本線であり、 東北新幹線、八戸〜新青森間開業の際、第三セクターとなった路線。 江差線の一部も近いうちに・・・。 青森駅からはとぼとぼ歩いてフェリー乗り場を目指します。 東京とは違ってやっぱり寒い! とぼとぼ・・・ そんな中、跨線橋を歩いていると、 寝台特急だ! これは札幌から来た上りの寝台特急「北斗星」上野行ですな。 青森ではお客さんは乗降出来ませんが牽引機関車を変えるためなどで停車します。 実は結構疲れており、 「うほ!上野いきだぁ!乗って帰りたいなぁ」とか叫んでいたのは秘密です。 引き続きとぼとぼ港を目指します。 !? ・・・うわぁー!? なななななんだこれ!? 道端に多くの廃船らしき物体が・・・ そして、 ぎゃぁ! プロペラ機まで道端にあった・・・。 なんなんですかこれは!? いきなり現れて・・・。 ・・・これらしいです。 青森駅からこうした寄り道しながら歩くこと50分。 フェリーターミナル到着。 次の函館港行きは、 青森港 2:00 発 現在時刻は1:00・・・ 眠い! 2007年に訪れた時とは大きく変わり綺麗になっていた待合室にて待ちます。 1:45頃 乗船! 青森港 2:00 青函フェリー 函館港行き 出航! 行くぜ!北の大地!北海道! そして、乗るぜぇ〜江差線!! ↑↑目次へもどる 3、 4月7日 おはよう江差線 ゆらぁーーー ふらぁーーー ・・・ ゆらぁーーー ふらぁーーー ・・・ 船がめっちゃ揺れる・・・。 寝ぼけていながらもすごい揺れ経験。 しかし、仕事終わりから行動しているので気がつけば・・・ 北の大地! 北海道! 今回の目的の江差線にやっとこらせ、近づいてきました。 いよいよ着岸します。 がっっしゃーん 4月7日6:28 北海道上陸 実はここで大問題が発生していたのです。。。 本来の函館港到着予定時間は5:50 実際に下船したのは6:28。 すでに38分の遅れ・・・。 ここから歩いて五稜郭駅にいく予定だったのですが、 五稜郭駅まで約1,9キロ、徒歩で30分かかると推測。 乗ろうとしていた列車は、五稜郭駅6:59発江差行き。 あと31分しかない・・・。 歩きで間に合わない!? 歩いていくか? タクシーか? ここの出費は考えてなかったからなぁ・・・。 青森駅からの船乗り場までも歩いたのになぁ・・・ うーん ・・・ そして、なんと! 6:51 五稜郭駅到着! 歩いて間に合った! 早足で頑張ったぁー! タクシー代浮いたぁ! そして、この五稜郭が江差線の始まりなのです。 (運行的には函館が始発) 6:59発の江差行きに乗ります。 下調べをあまりしなかったので、 五稜郭で普通に片道乗車券を券売機で買ってしまったのですが、 「いやいやぁー、何かしらフリー切符的なやつあるだろう!」ってふと思い、 ちょいと探したら、 ・・・あるやないか!! でももう、発車3分前くらいだ! 諦めるか? いやいや、この切符買わなきゃ始まらないでしょ! 「すみません!この切符払い戻しで、フリー切符ください!そして、6:59発に乗せてください(涙)」 はい、大丈夫ですよー ということで、駅でどたばたしばがら (画像の一部を加工しています。) 6:59 江差線 五稜郭駅から江差行き 発車! うぉ!結構乗っている。 同じ目的と思われる方がたくさんおり、空いている4人がけボックスシートはない。 長いすの部分も座れば隣に誰か居るようなスペース。 4人がけボックスシートに一人で座っていたおばちゃんの所に入れてもらい何とか着席。 フリー切符と、それに付いて来た「さようなら江差線ネックストラップ」と パンフレットを持ついい年をしたおっさん。 江差線でも五稜郭から木古内間は廃止にはならないのですこし気楽に列車旅。 五稜郭で買ったイカ飯のようなおにぎりというか、イカ飯。 これで144円とは相当お徳!?うんまぁー! ガタンゴトンと進みます。 五稜郭から上磯の間は新しい住宅も目立つ函館の都市圏の風景。 上磯を越えると・・・ 函館山を遠く望む。 都市圏を離れたような雰囲気が出てきました。 車内には廃止となる各駅を紹介するポスターが。 (あとで、拡大した写真を掲載します。) のんびりと見るのは初めてな車窓を楽しみつつ 五稜郭から約1時間で! 7:54 木古内駅 到着! (左の列車が乗ってきた1両江差行き、右に隠れてるのは函館行き) 木古内駅には約14分停車し、 8:08 江差線 江差行き いよいよ木古内駅 発車! いよいよ目的の、2014年で廃止となる江差線(木古内から江差間)の乗車開始! 4、 廃線になる区間へ 別ページにて作成します、 →→ 4、廃線になる区間へ 以降のページへ (執筆中) ↑↑目次へもどる |